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想学談林―管理者のブログ

50代に突入した創価学会の元活動家のブログです。 日蓮や仏教の事について、日々考えていますが、その事についてはこのブログとは別に、「想学談林」というホームページにまとめています。 ここでは日々に考えた事についてつらつらと書き連ねています。

【20180522】一念三千と不可思議境

こんにちは(  ̄ー ̄)ノ

今日は良い天気ですよね。
こんな日には会社に行かず、どこかの海辺でごろんと昼寝をしたいと思うのですが、家族持つ身としては、そんな自由は無いわけで、今日も一生懸命働きます。

さて一昨日前から観心本尊抄に取り組み始めました。今年に入り開目抄に取り組み、これには三ヶ月ほど時間を要しました。
内容は本サイトの「想学談林」にアップしましたが、まとめ方もいまいちで、なかなか難しいと思うのですが、個人的にはこの開目抄に取り組んだ事で、佐渡流罪当時の日蓮の想いの一端を知ることが出来たと感じています。

さて観心本尊抄ですが、これは難儀な内容ですね。のっけから天台教学の骨髄である一念三千を語らってます。

何せ天台教学自体、僕は未だにあまり知見もなく、そこから語られている事から、それらを調べるだけで大変です。

創価学会や宗門では、日蓮を「末法の御本仏」と言い、御書を現代の経典の様に位置付けて、日蓮独自の仏法なんて言いますが、その御書の教理的なものの大半は、やはり天台教学からなっているので、日蓮の教学を学ぶのであれば、やはり天台教学に対する知見も必要なのではありませんか?

まあ日蓮が修学したのが比叡山延暦寺なんですから、当たり前かもしれませんが。

さて、この観心本尊抄の冒頭にある一念三千ですが、この様に語られてます。

「介爾も心有れば即ち三千を具す乃至所以に称して不可思議境と為す」

皆さんは一念三千と聞くと何を想像されますかね?

創価学会では構造的な事は教えますよね。確か青年三級あたりで。

十界にそれぞれ十界が備わりそれで百界。
そして三世間(五陰・衆生・国土)に十如是(相性体力作因縁果報・本末究境等)が備わる事で、百×三十=三千。
人の心にはこの三千の世界がある。それが一念三千だ。そんな処でしょうか。

この冒頭の言葉では、この世界の中のすべての存在で、心が少しでも備われば、そこにはこの三千の世界があるという事を述べ、それは不可思議(妙)境なんだと言うのです。

これってどういう意味なんですかね。
考えた事ありますか?

僕はこの一念三千の理論について、構造的な事はあまり重要ではないと思ってます。
ベースとなる十界についても、これは天台宗の仏祖統記という書籍の五十巻に書かれている人の心にある世界(境涯)の事です。
それは今から千数百年前の理論であり、その形に拘っても意味が無いと考えてます。大事なことは、そこで思考されている内容です。
一念三千についても同様で、その構造や理屈ではなく、思考されている内容が重要な事であるはずです。

ここで言う「不可思議境」というのは、人の思唯の領域を越えているという事ですが、では何故、一念三千は人の思唯を越えているというのでしょうか?

そんな事、考えた事ありますかね。

教学で大事なことは、そんな何気ない事から思索を深める事だと僕は思ってます。

この一念三千が現したいのは、どの様な事なのか。
それは人を含めて全ての生き物、つまり想い考え感じるという働き、まあ五陰と言っても良いのですが、それを持つ存在の「瞬間の心」には常に「仏」が存在していて、そればかりではなく、その瞬間の心が、この世界を作り出しているという事を述べているのが、この一念三千という事なんですね。

よくよく考えて見ますと、例えば自分自身の日常は、喜怒哀楽に翻弄され、なかなか安穏な境地というものでもなく、ましてや周囲に翻弄されているではありませんか。

そんな自分の瞬間の心が、この世界を作り出していると言われた処で、素直に「ああ、そうなんだ!」なんていきません。

ましてや日々生活の事、経済的な事、様々な事で悩み苦しむ自分自身の心の中に「仏」が存在するなんて言われた処で「そうですね!」なんて信じれる訳がありません。

しかし一念三千という理論が指し示す内容とは、そういう事なんですね。

だから「不可思議(思い考え理解が困難)」というんですね。

日蓮が云うには、文字曼荼羅というのは、その一念三千という教理が基礎となっているというのです。

これはある意味で、ブッ飛んだお話です。
だからこそ観心本尊抄の送り状で「自分の身に当たる大事」といい、「難多く得るものが少ない」と述べているのだろうと思います。

という事で、これからも観心本尊抄を読んで感じたことや考えた事は、逐次書いて行きたいと思います。

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