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想学談林―管理者のブログ

50代に突入した創価学会の元活動家のブログです。 日蓮や仏教の事について、日々考えていますが、その事についてはこのブログとは別に、「想学談林」というホームページにまとめています。 ここでは日々に考えた事についてつらつらと書き連ねています。

【20180127】広宣流布とは④

こんにちは(  ̄ー ̄)ノ

このシリーズも四回目になります。
やはり広宣流布というテーマは一言で語ることは難しいなと思ってます。

僕も青年部の時、広宣流布とはどんな事なのかと先輩たちに聞きました。しかし帰ってきたのはまちまちな回答です。

「御本尊流布が進み、日本国民の三分の一程度が入信した時なんだ」
「一人ひとりが幸せになる事が広宣流布なんだ。けして数ではない」
「日本の主導権を創価学会が握った時だ」
「広宣流布流布とは流れであり、ゴールなんて無い。日々の学会活動が広宣流布なんだ」

もうその解釈の多様さに、当時の僕は「あー、この事は個人が感じる問題で、組織として何か決まった事なんて無いんだ」と思いました。

思うに創価学会の迷走振りの原因とは、こういう処にあったのかもしれませんね。
自分達が目標とする事が、正確に定義されておらず、そこは個人個人で考えて答えを出すもの。

だから目標も曖昧で、結果としては何を目指しているのか良くわからず、とりあえず御大の御言葉を信じて動く。そしてそんな人達を増やすことが広宣流布となったわけです。

だから御大という存在が見えなくなった今になり、その巨大組織は信濃町界隈にすむ一握りの宗教貴族たちに容易に操られてしまうわけですね。「御大」の名前を謀られる事によって。

もう御大も長く無いでしょう。
そんな時代だからこそ、もう一度、現代に於ける広宣流布について語ることが、僕は必要だと思っているのです。

広宣流布という言葉が書かれた法華経。
いまの時代に「法華経を信じなさい」と言ったところで、信じる人は居ないでしょう。
もしかしたら日蓮は鎌倉時代に同じ事を考えていたのではないでしょうか。

「今末法に入りぬりば余経も法華経もせんなし、但南無妙法蓮華経なるべし」
(上野殿御返事)


ここで日蓮は末法という時代に入ったならば、法華経や他の経典も役にたたない。ただ御題目だけなんだと語ってます。

日本に仏教が入ってきたのは天平の時代、奈良に都があった時代でした。

当時は大陸にある最先端の思想であり、日本はそれを国を守る教えとして取り入れました。数多の教えには功徳力があり、それをもって国家の安寧を図るという事ですね。

しかし鎌倉時代に入り、武家が台頭して従来間の社会秩序は崩壊するばかりか、飢饉や疫病、各種の天災が起こるなかで、国の安寧を祈るべき仏教界も役に立たなくなっている。

振り返ってみれば、本来、日本の根本戒暖であった比叡山延暦寺においても、法華経を蔑ろにしていて、もはや政争に明け暮れている状況でした。

白河法皇は自分の意のままにならないもの(天下の三不如意)として「賀茂川の水(鴨川の流れ)・双六の賽(の目)・山法師(比叡山の僧兵)」と述べている程、比叡山では僧兵などを持ち、時の朝廷への抵抗勢力でもあったのです。

この比叡山延暦寺の状況や、当時の仏教界を日蓮が見て、従来の教えではこの世界を安寧にできない、であればどの様に展開したらよいのか。

一つの仮定ですが、日蓮はその思索の先に御題目と文字曼荼羅をもって、この末法に法華経の「本義」を示そうとしたのかもしれませんし、その思想を広める事を広宣流布と考えたのかもしれませんね。

今は21世紀、日蓮が亡くなってから七百年以上経っています。

昭和に入り、牧口会長は価値論で日蓮の教えを広める事を考えました。また牧口会長の弟子であった戸田会長は、宗門との協調路線で組織を拡大する事を広宣流布流布として、自身に課してきました。そして池田会長は、それを世界に開こうとしましたが、そもそも根本とした思想が日本の寺信心であった事から、そこに人間主義という角度を着けて展開したのかもしれません。

しかし平成も三十年になろうとした今、そういった創価学会の思想は陳腐化してしまい、ただ組織拡大と過去に作り上げた権勢の維持を広宣流布としていて、結果としては組織が崩壊しようとしています。

広宣流布とは本当になんなのでしょうか?
現代にはどの様に展開すべきなのか、やはり考える必要があると思いますが、皆さんはどの様に思いますか?

僕自身、この事に答えは未だに持ってません。しかし今後も考えていくべきテーマだと思っているのです。

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